丘と水路と橋と火を

言葉と技術

できたことで2020年をふりかえる

まえがき

例年と比べると大きく世界が変わった一年。
習慣の力で創作・生活を変えていくというのが個人的なテーマの一年でした。
そんな今年の個人的収穫を振り返っていきたいと思います。

1月

子供がかなり表情豊かになり、動作もダイナミックになってきた1月。

基本的に今年も、積読は崩せない一年でした……。

本ブログでもお伝えしていましたが、1月は2つ原稿を世に送り出せました。
短めの書評と短歌新作1首でしたが、なかなかに悩んだ記憶。
本ブログ内での記事はこちらになります。こぼれ話もちょっと書いてみていました。

ashnoa.hatenablog.com

ashnoa.hatenablog.com

この月から歌集の準備の一環ということで、「まずは自分の歌で歌集に入れたいと思うものを全部物理的に触れるようにしておこう」と思い立ち、リングカードに書き写し始めました。

2月

寒さが強まる2月。子供のしもやけにあたふたしていました。
この月はあまり動きがなく、記憶も曖昧。

最近は自分が何歳になったのかよくわからず、年齢を書くときには少し考えてしまいます。

3月

子供の送り迎えのためにいろいろ試行錯誤。

歌集のための作品のリングカードへの書き写しがようやく完了しました。

子供も座れるようになりました。座るって覚えるものなんだよなと思うと、なんだか不思議な気持ちです。

dakokuという時間管理のためのCLIツールを作成したのもこの月の出来事。
Goはもうちょっと書く機会を増やしていきたいところです。

ashnoa.hatenablog.com

体調的には結構やられていたらしい。

ディープラーニングなどについて学習を進めておりました。

4月

Web文芸誌「crossover」を更新。
これ以降山﨑修平さんとの都合がなかなか合わず。
もう少ししっかりとした更新体制を組まないとなあというのが反省点です。

この月から、再びWebサイト「詩客」さんで自由詩評を担当。
毎度ご迷惑をおかけしつつも書き連ねていくことになりました。

MOOCにて「Learning How to Learn」を受講完了したのも4月。

気持ち的には結構落ち込んでいて、なんだか無力感のような、「結局何もできないんじゃない?」という方向に思考が沈みがちだったのもこの頃。
歌集もすぐ出せるわけじゃないし……という思いから、新作をまた作り始めるように。
正直渋々といった感覚でしたが、結果的には新作を作るようになったのは良かった気がします。

5月

ほら、歌作ってると精神も体調もいい。

子供の成長が著しい……。

しますしますと行っていた「塔」誌面への月詠での復帰をようやく果たします。
これ以降、お休みはありつつも時々は月詠に歌を提出できるようになってきました。

リモートでのイベントなども増えてきて、そうしたところに出かけるようにし始めたのもこの頃。
いろいろなところに出ていく、というのはやっぱり重要だよなと痛感した次第。

6月

作曲してみたり、

ドット絵を練習してみたり。
リモートワークで生じた時間を創作活動に当てていました。
作曲や絵もサボってしまっていますが、また再開したいところ。
ちなみに作曲はGarageBandでやっていました が、その後Logic Pro Xを買いました。しかしこちらはまだ起動すらしていない……。

月詠チャレンジも(一応)成功。

父の日を祝われるようになりました。自分でもびっくりです。

7月

子が自分の力で立てるように!

「詩客」での自由詩評第2回も。

歌集もですが、文章を集めた本もちゃんと作ろうとは思っています。

この月、私を幼少期から可愛がってくれていた祖父のひとりが亡くなりました。
コロナ禍もありお葬式にも行けず、また仏壇を拝みにいくことすらまだ叶っていないのが悔やまれます。
最期にビデオ通話でひ孫の顔を見せながら少しだけお話しできたのが、唯一の救いでした。

なんと声をかけていいのかわからず、またね、と話して通話は終わりました。
他にどんな言葉を伝えられたのか。いまだに答えはありません。

8月

「ねむらない樹」に寄稿。
学生短歌関連の原稿がいまだに私のところに回ってくるというのもどうなんだろうと思いつつも、なんとか書き上げた記憶。
蓋を開いてみると、他の学生短歌会のみなさんがちゃんと会員の歌を引用しながら文章を進めているのに、私一人だけ歌も引かずに飲み会の話をしているという状況でびっくり……。

時々、子供が呼んでくれるようになりました。しかし、いまだに大体「ママ」で私も呼ばれます。呼び分けたほうが便利じゃない……?

「塔」誌面に歌が掲載されるのは久々。

とんたんで映画会をひらいたり、

角川短歌に寄稿したり、

講演(後述)の準備などをしたりして過ごした夏でした。

9月

秋田ケーブルテレビCNAの番組に出させていただいたのが9月。

プロフィールなども作ってみたりしていました。
これ、なんのためかというと、この月に依頼されていた講演などの関係でいろいろ自己紹介する機会があり、必要に迫られて作ったものでした。

講演は地元のみなさんを対象にオンラインからの参加で実施しました。
mmhmm、Zoom、Keynoteでいい具合に発表自体はできて、意外といけるんじゃない? と思ったりしていました。
実際、聴講していただいた参加者の皆さんの評判は想像よりも良かったようで一安心。

月詠も掲載していただきました。

子供は歩き始め、スマホの扱いを着実に覚えていました。デジタルネイティブ

10月

月詠チャレンジは成功。

glideを利用して、ちょっとしたラーニングログアプリを作ってみたのも10月。
ローコード・ノーコードってどんなもんかね、という気持ちで触り始めたのですが、思っていた以上に高機能なアプリをささっと作れて驚きました。
もう少し研究してみたいところです。

角川短歌賞に応募していたのですが、かすりもせず。

なぜか角川短歌公式から煽りのようなふぁぼをいただきました。

「詩客」での自由詩評は第3回が公開。

11月

今更感はありましたが、Twitterのプロフィールに「批評家」を追加しました。
ここ数年の仕事内容的には、短歌作品よりもやっぱり書評などの文章・評論などのご依頼を引き受けることが多く、流石にここまでやっておいて名乗らないのもなあという気持ちでした。
今後も頑張りたいと思います。

あ、ようやくNintendo Switchを購入できました。
スプラトゥーン2でキルされまくる毎日です。東北大学短歌会(とんたん)の後輩たちに混ぜてもらって遊んでいます。

スーパーポエジーを揃える診断メーカーも作りました。需要はとんたんにしかなさそう。

「東北大短歌」第6号には、歴代会長3名での競詠ということで呼んでいただきました。
久々に後輩2人と2週間くらいにわたってやりとりしながら作品制作ができて楽しい限りでした。
「東北大短歌」は短歌会のWebページから購入可能です。

12月

こういうことをしているから体が不調なのでは?

子供が本棚に興味を持って、蔵書を引き出して遊ぶようになってきました。
今のところの子供のお気に入りは、

  • 大辻隆弘『近代短歌の範型』
  • 野矢茂樹『心という難問』

の2冊です。なぜ……。

あとがき・2021年に向けて

今年も寄稿のほか、講演やテレビ出演などの機会をいただき、いろいろと発見させてもらうことの多い一年でした。
思っていた以上にやれるなと思った部分も、反対に思うようにいかないなと感じた部分もあり、良い学びがありました。
今年の収穫から、また次の一年の収穫につなげていきたいところです。

ありがたいことに、現時点ですでにいくつか2021年の世に出る原稿の依頼を引き受けており、年明けはまずはその制作に邁進していきたいなあと思っております。
その上で、ここ数年ずっと言っている歌集の制作もしっかり進めたいところ……。 OSS活動などプログラミング関連の個人開発・作曲・ドット絵など、文芸活動以外の創作にも依然興味はあり、こちらもうまくバランスを取りながら各種進めて行けたらいいなと考えております。

あとはなんと言っても子供や家族との時間の確保と、仕事の効率化、それらの上記創作活動との共存が引き続きテーマですね。 自分にとって本当に価値あるものにたどり着けるよう、習慣を見直し進む2021年にしていきたいなあと思います。

最後になりますが、2020年も大変お世話になりました。
どうぞ2021年もよろしくお願い申し上げます。