丘と水路と橋と火を

言葉と技術

評論

短歌共鳴論(ver.0.2.1)を公開します

まえがき 短歌総合誌「現代短歌」にて予告を打っていただき、掲載を予定していた「短歌共鳴論」について、諸般の事情により誌上での掲載が取りやめとなりましたので、すでに制作済みの原稿について本ブログにて公開いたします。 「諸般の事情」などというと…

口語の歌はどのように詠われてきたか

Ⅰ:緒言——口語という特殊 こうご【口語】① 書き言葉に対して、話すときに用いる言葉づかいをいう。音声言語・話し言葉・口くち言葉などともいわれる。② 現代の話し言葉、およびそれに基づいた書き言葉。現代語。▽⇔ 文語 〔明治以前の時代に使われた言葉につ…

「定型っぽく読める」を考える

1 序論——定型っぽく読める? 歌会など、短歌作品を数名で読んでいるときのことだ。参加者の一人がある歌を一読して、その歌に対する評に移る。私を含めた数名がそれを聴いている。評者による批評が進行して、歌の韻律についての話が持ち上がると、評者が「こ…