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言葉と技術

いつ・どのくらいお金が必要になるのかキャッシュフローを確認できる家計簿アプリをつくった

TL;DR

将来のお金の動きを把握できるiOS向け家計簿アプリ「CashCrew」をリリースした。

apps.apple.com

家計簿アプリって、過去の振り返りにはなるんだけど……

普段から家計簿アプリを使って収支の管理をしているのだが、ふと思ったことがある。「これって過去のデータを眺めてるだけだな」と。

もちろん過去の支出を振り返って「今月は外食が多かったな〜」とか「サブスクにこんなに払ってたのか……」と反省するのは大事。でも、個人的に本当に知りたいのはそこじゃなくて、「いつ・どのくらいお金が必要になるか?」 というキャッシュフローの部分だった。

来月の家賃、再来月のクレカ引き落とし、3ヶ月後の年払いサービス……そういった将来の支出予定を見通せないと、「あれ、今月お金使いすぎて来月やばくない?」みたいな事態になりかねない(そうならないのが一番ですが……)。

探してみたけど意外となかった

そういうキャッシュフロー管理ができるアプリがあるんじゃないかと思って探してみた。でも、意外とない。あっても企業向けの本格的な会計ソフトだったり、UIがちょっと古かったり、自分の求めているシンプルなものがなかなか見つからない。

というわけで、自分で作ることにした。

2ヶ月くらいちまちま作った

開発期間はだいたい2ヶ月くらい。本業の合間にちまちまと進めていった。

今回はChatGPT、Figma Make、Claude Codeを活用し、以下のような流れで開発を進めた。

  • 最初にChatGPTとアプリの機能の方向性などを話し合いながら仕様書を作成。
  • 仕様に合わせたデザインをFigma Makeに考えてもらう(この時のプロンプトもChatGPTに依頼)。
  • 仕様書とデザインのスクリーンショットをローカルの作業ディレクトリにまとめて、プロジェクトを用意。
  • Claude Codeに仕様書とデザインを渡して、やり取りしながら機能を実装してもらう。
  • 細かいところやデバッグは自分でも手を動かしながら調整する。

AIコーディングの時代、個人開発のスピード感が全然違うのだけど、細かいところを気にし始めると結局これまで通りの時間はかかるような感覚もあった。

CashCrewでできること

  • 収入・支出・振替の登録: 基本的な家計簿機能はもちろん搭載
  • 将来日付の取引登録: 予定している支出や収入を先に登録できる
  • 定期的な収支の管理: 給与や家賃など、毎月発生するものを繰り返し登録
  • キャッシュフローの可視化: 日付ごとの収支と累計残高を自動計算して表示
  • 確定・未確定の区別: まだ確定していない予定は未確定としてマーク可能
  • 複数口座の管理: 口座や財布ごとに残高を管理
  • iCloudでデータ同期: 複数デバイス間でデータを共有

無料版では3ヶ月先までのキャッシュフローを確認できる。プレミアムプランに加入すると6ヶ月先や1年先まで見通せるようになる。

技術的なこと

  • Swift / SwiftUI: ネイティブアプリとしてSwiftUIで構築
  • SwiftData: データの永続化にはSwiftDataを採用。iOS 17以降で使える新しいフレームワークで、Core Dataよりもシンプルに書ける
  • CloudKit: iCloud経由でのデータ同期にはCloudKitを使用

SwiftDataとCloudKitの組み合わせは、宣言的にモデルを定義するだけで自動的にiCloud同期までやってくれるので、個人開発にはかなりありがたい。

おわりに

「将来のお金の流れを把握したい」というシンプルな動機から生まれたアプリだが、自分で使っていて便利だと感じてます。

同じような悩みを持っている人がいたら、ぜひ試してみてほしい。よろしくお願いします!

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