本を買うにはお金がかかる。
しかし、世界には読みたい本・興味を惹かれる本が山ほどある。
この世は残酷である。
そんな時、図書館を使うというのはひとつの有効な手段である。
特に読みたい本がすでに出版からかなりの年月が経ったものである場合、さらに良い方法もある。
「国立国会図書館デジタルコレクション」の利用がそれだ。
この前は現代の短歌に焦点を絞って本を紹介した。
今回はデジタルコレクションで読める、明治から戦前くらいまでの「近代」と呼ばれる頃の歌集をリストアップしてみたい。
これらはすべて、無料でネット上で閲覧することが可能である。*1
近代短歌の残したものは膨大であり偉大である。
その全てを挙げることは例のごとく至難の技なので、ここでは永田和宏『近代秀歌 (岩波新書)』にて取り上げられている歌人を中心に、あくまでも僕個人の興味の範囲でのリストアップを試みる。
取り上げた歌人の中には、ここに挙げた以外にも多くの本が登録されている人もいるし、逆に有名なのになかなか本が見つからない人もいる。
また同じ本でも、版が違うものが数種類登録されていることも多い。
気になった本や歌人については、適宜自分でも検索してみたら楽しいと思う。
国立国会図書館デジタルコレクション - 原生林 : 自選歌集
国立国会図書館デジタルコレクション - 桐の花 : 抒情歌集
与謝野鉄幹(与謝野寛)
国立国会図書館デジタルコレクション - 悲しき玩具 : 一握の砂以後
国立国会図書館デジタルコレクション - 悲しき玩具 : 歌集
国立国会図書館デジタルコレクション - 朝の蛍 : 自選歌集
伊藤左千夫
国立国会図書館デジタルコレクション - 左千夫全集. 第1巻
島木赤彦
窪田空穂
国立国会図書館デジタルコレクション - 長塚節全集. 第3巻 (歌集)
九条武子
中村憲吉
木下利玄
土岐善麿(土岐哀果)
国立国会図書館デジタルコレクション - 海やまのあひだ : 自選歌集
古泉千樫
国立国会図書館デジタルコレクション - 川のほとり : 自選歌
尾上紫舟