まえがき
毎年恒例の1年振り返り記事。
今年はスクラム形式での個人タスクの管理をやめて、日常の時間では生産性ということをなるべく意識し過ぎないようにした1年でした。*1 去年計測していたようなストーリーポイントでの作業量のカウントも一旦ストップして、なるべく無理せず、その時その時の感覚を大切に、という気持ちで過ごしました。
1月
「現代短歌」2022年3月号(1/16発売)の特集「永田和宏の現在」にて、永田和宏第1歌集『メビウスの地平』の解題執筆を担当しました。全歌集解題だけでなく、永田さんの巻頭作品50首やインタビュー、各論者からの論考など盛り沢山です。どうぞよろしくお願いいたします🙏https://t.co/jigXm5RczK
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年1月16日
1年の始まりは永田和宏『メビウスの地平』解題から。解題を書くのが初めてだったのもあり、また永田さんの歌集をここまでガッツリ読み直すのも新鮮で、非常に熱量を持ってかけた文章でした。
「塔」2022年1月号から2年間、「塔」の毎月の短歌時評を担当いたします。1月号は「メタバースは短歌に何をもたらすか?」です。来月以降は1ヶ月ずれて塔短歌会のWebサイトでも読める予定です。「塔」内外の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします🤲https://t.co/bn41ghReds pic.twitter.com/26Mzibzz7Y
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年1月17日
そして今年から2年間の予定で「塔」の短歌時評担当となりました。誌面時評からの継続となりましたが、なんとか毎月頑張ってます。なんとなく、「短歌における他者」とか「技術と言葉」について考える感じのイメージで、でも絶対に無理はしない、という心持ちで書き続けています。
『ウルトラマン』をヘビロテする子 pic.twitter.com/4sH18pWytT
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年1月25日
子はウルトラマンに目覚めはじめました。
2月
「塔」2022年2月号、浅野は23頁に短歌時評「距離の外/『他者』のグラデーション」を寄稿しました。今回は帷子つらね・平岡直子・川野芽生・竹中優子の各氏の作品・文章を引用しつついろいろ考えました。どうぞよろしくお願いします📚
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年2月12日
ロシアによるウクライナ侵攻が開始。こんなに長く続くとは当初思われませんでしたし、一刻も早く戦火が収まっていくことを願います。
3月
【お知らせ】
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年3月2日
本日3/2(水)付の朝日新聞夕刊掲載の「あるきだす言葉たち」に、新作8首「未刊」を寄稿いたしました。
夕刊のほか、一部登録が必要ですがWebでも記事として閲覧できます。よければどうぞよろしくお願いいたします🤲https://t.co/Y8yfJUSVYN
「あるきだす言葉たち」に登場。新聞に作品が載るのは久々。リンクを貼ると浅野の顔写真の主張が強い。
「塔」2022年3月号、浅野による今月の短歌時評は「すぐそこにあるendgame」です。年末から年明けのOSS関連のあれこれや、「塔」1月号の吉川宏志による年頭所感なんかを参照しながらわあわあ言っております。どうぞよろしくお願いいたします🤲
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年3月20日
時評ではOSS関連のあれこれに絡めて歌壇のことをわあわあ言っています。
my new gear… pic.twitter.com/kI1ezA0bHX
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年3月28日
そういえば転居しました。
4月
不義理している原稿について連絡を入れた。そんな怠慢な身の上で言うのですけれど。
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年4月1日
「塔」の2年間毎月の短歌時評、無償です。
総合誌から時々受ける依頼、歌でも評論でも1万円を超えたケースがほとんどないです(この10年で例外的に1、2件?)👇
このツイートはまあまあ誇張気味なのですが、一方で完全に作り話とも言いにくく、原稿を書きながら常に頭の片隅にあります。どうするかなあという感じ。
「塔」2022年4月号、浅野による今月の短歌時評は「可能と不能のあわいに」です。山下翔『meal』と嶋稟太郎『羽と風鈴』を読んで、歌のおもしろさのありかについて考えました。どうぞよろしくお願いいたします🤲
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年4月14日
この時評はよく書けた感じがする。
5月
「塔」2022年5月号、浅野による今月の短歌時評は「公共性と孤独」です。角川「短歌」2022年3月号の特集「詠嘆の可能性」から永井祐さんの文章を読んでいろいろ考えました。どうぞよろしくお願いいたします🤲
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年5月14日
時評、タイトルが小難しい。
【お知らせ】
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年5月20日
「短歌研究」2022年6月号・企画「十首の世界」に、新作10首「転居」を寄稿しました。転居しました。みなさまよろしくお願いいたします🤲 pic.twitter.com/roNm0s4I3D
連作10首、テーマは「脱力」です。
6月
【お知らせ】「塔」2022年6月号、今月の短歌時評は「大きな悲しみのまえで」。「短歌研究」5月号の歌人300人の新作などをみつつ、ウクライナ侵攻などの大きな社会的な出来事と歌のことを考えました。どうぞよろしくお願いします🤲
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年6月19日
時評ではウクライナ侵攻について触れています。
おれの!!短歌!!オン・ゲームボーイアドバンス!!!!!! pic.twitter.com/bzBNAM0gfa
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年6月19日
今年1、2を争うレベルで嬉しかったのがこれで、自分の作ったものを憧れのゲームハードで動かせるというのが感動でした。もうちょっと色々試したい……。
7月
安倍晋三元首相が銃撃される。
【お知らせ】「塔」2022年7月号、今月の短歌時評は「わからなさのなかに」。文庫版として再度刊行された平井弘『振りまはした花のやうに』をみつつ、歌のわからなさについてあれこそ考えました。どうぞよろしくお願いします🤲
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年7月9日
時評は平井弘『振りまはした花のやうに』を取り上げました。
今週の水曜日(7/27)から金曜日(7/29)は短歌甲子園2022です。私もひさびさに審査員で混ぜていただきます。感染対策などしつつ楽しく短歌やりましょう。みなさまどうぞよろしくお願いします🤲https://t.co/nYxIixdgFa
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年7月25日
短歌を大量摂取・即時評価しないといけない機会がひさびさすぎてホテル帰宅後ベッドで倒れこんで寝ていた 今日もがんばります
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年7月28日
短歌甲子園は数年ぶりにオフライン開催。審査員として高校生の皆さんの熱量にやられつつ頑張りました。
8月
そろそろ届き始めているらしい「塔」2022年8月号、今月の短歌時評は「ローソンという感動:『短歌になりたい』を読む」です。時評、といいつつ絹川柊佳『短歌になりたい』評のようになりました。ローソン。どうぞよろしくお願いいたします🤲
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年8月14日
時評というよりも歌集評な感じの夏。
AWS-SAA、無事受かった✌️
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年8月19日
AWS-SAAに受かりました。1ヶ月くらい勉強してたのかな。AWS-SAPの方も勉強したい。
9月
「塔」2022年9月号、今月の短歌時評は「短歌甲子園二〇二二」です。3年ぶりにオフラインでの開催となった短歌甲子園についてあれこれ書きました。どうぞよろしくお願いいたします🤲
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年9月12日
時評は短歌甲子園について。
自分が高校生だったとき、こういう記事で取り上げてもらえることって少なくて、その度悔しかったので、なるべく自分が書く立場になってからはちょっとでも作品を引用したいという気持ちがあるのですが、字数や書きたいことのバランスもあって難しい。
とりあえず雛形だけつくった。https://t.co/emOp6Ej2Rg
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年9月23日
ポートフォリオ(?)サイトを一応用意してみました。じんわり更新していくつもりです。
10月
my new gear… pic.twitter.com/N3oEwfJGyU
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年10月8日
マシンをmacbook airのM2チップのモデルに移行しました。これまではmacbook pro(2015 early)だったのですが、ストレージが256GBでそろそろギリギリになり、OSサポートももうそろそろ切れそう、という感じだったので、タイミングとしてはまあまあ。旧マシンの方はそのうちUbuntuとか入れたい。
「塔」2022年10月号、特集は隔年で恒例の「十代・二十代歌人特集」。浅野は特集に連作7首「さらつてきた帆船(抄)」とエッセイと近影、そしていつもの短歌時評に「魔法は歌人を殺すか(前)」という文章で出没しています。どうぞよろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/6IANuSYr88
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年10月11日
時評と連作7首を寄稿。
本日の現場です。 pic.twitter.com/FnZY35J3Oj
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年10月21日
そして全国高等学校文化連盟の北海道・東北文芸大会で講演をさせてもらいました。
11月
「塔」2022年11月号、浅野は短歌時評に「魔法は歌人を殺すか(後)」という文章で出没しています。10月号の内容の続きです。あとどこかに月詠も載ってます(めずらしい!)どうぞよろしくお願いいたします。
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年11月20日
時評、AI関連の話題が多い。
12月
「塔」2022年12月号p22-p25に短歌時評「〈わからなさ〉のままに〈わかる〉ということ」を寄稿しました。年末ということで、通常よりも4倍の分量で、1年を振り返りつつあれこれ書いてます。どうぞよろしくお願いします🤲
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年12月9日
←1年「塔」で短歌時評書いてきたけど年間回顧座談会でちっとも話題に上らないマン
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年12月9日
一年振り返りの号なので、時評も通常時の4倍くらいの分量で泣きました。毎号頑張ってる割に触れてもらえるかは微妙なのでちょっと腐ってます。まあ、作者が頑張ったかどうかなんて読者には関係ないのですが……。
読まれていても読まれていなくても書くことを楽しむのがいいと思うが、それなら別に人から依頼もらって大した見返りもなく書くなんてことをわざわざする必要はなく、ブログに書いた方が自分でアクセスカウンタも見れて広告も貼れるのでよっぽど良い、ということを常々考えている。
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年12月9日
この考えを否定し切れないな、というのがこの1年常に思考にあって、正直時評を書き終えたらしばらくは自分で勝手に書いて勝手に出すスタイルに活動の軸を移したいかなあ、ということを考えたりしていました。といいつつ面白そうなお話があればすぐ乗っかってしまうところがあり、なんともいえない。
あとがき
2022年中も多くの方々にお世話になりました。本当にありがとうございました。
そろそろ原稿書かないかん……
— hiroki asano (@ashnoa) 2022年12月27日
なんか毎月こんな精神でやっていましたが、なんとかやってきてえらい!と自分で自分を鼓舞する1年でした。
来年向けの時評も既に数本書いて提出済みで、気持ちは既に2023年。
2023年もなんとかやっていくスタイルで頑張りたいと思います。
関係各位におかれましては、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。
*1:何かのタイミングでまたこれは書きたいと思うけど、生産性のことを考えて時間を効率的に使うことばかりを考えて生活することの弊害が自分のなかで大きくなってきた、というのがあったのです……。