丘と水路と橋と火を

言葉と技術

できたことで2022年をふりかえる

まえがき

ashnoa.hatenablog.com

毎年恒例の1年振り返り記事。

今年はスクラム形式での個人タスクの管理をやめて、日常の時間では生産性ということをなるべく意識し過ぎないようにした1年でした。*1 去年計測していたようなストーリーポイントでの作業量のカウントも一旦ストップして、なるべく無理せず、その時その時の感覚を大切に、という気持ちで過ごしました。

1月

1年の始まりは永田和宏メビウスの地平』解題から。解題を書くのが初めてだったのもあり、また永田さんの歌集をここまでガッツリ読み直すのも新鮮で、非常に熱量を持ってかけた文章でした。

そして今年から2年間の予定で「塔」の短歌時評担当となりました。誌面時評からの継続となりましたが、なんとか毎月頑張ってます。なんとなく、「短歌における他者」とか「技術と言葉」について考える感じのイメージで、でも絶対に無理はしない、という心持ちで書き続けています。

子はウルトラマンに目覚めはじめました。

2月

ロシアによるウクライナ侵攻が開始。こんなに長く続くとは当初思われませんでしたし、一刻も早く戦火が収まっていくことを願います。

3月

「あるきだす言葉たち」に登場。新聞に作品が載るのは久々。リンクを貼ると浅野の顔写真の主張が強い。

時評ではOSS関連のあれこれに絡めて歌壇のことをわあわあ言っています。

そういえば転居しました。

4月

このツイートはまあまあ誇張気味なのですが、一方で完全に作り話とも言いにくく、原稿を書きながら常に頭の片隅にあります。どうするかなあという感じ。

この時評はよく書けた感じがする。

5月

時評、タイトルが小難しい。

連作10首、テーマは「脱力」です。

6月

時評ではウクライナ侵攻について触れています。

今年1、2を争うレベルで嬉しかったのがこれで、自分の作ったものを憧れのゲームハードで動かせるというのが感動でした。もうちょっと色々試したい……。

ashnoa.hatenablog.com

7月

安倍晋三元首相が銃撃される。

時評は平井弘『振りまはした花のやうに』を取り上げました。

短歌甲子園は数年ぶりにオフライン開催。審査員として高校生の皆さんの熱量にやられつつ頑張りました。

8月

時評というよりも歌集評な感じの夏。

AWS-SAAに受かりました。1ヶ月くらい勉強してたのかな。AWS-SAPの方も勉強したい。

9月

時評は短歌甲子園について。
自分が高校生だったとき、こういう記事で取り上げてもらえることって少なくて、その度悔しかったので、なるべく自分が書く立場になってからはちょっとでも作品を引用したいという気持ちがあるのですが、字数や書きたいことのバランスもあって難しい。

ポートフォリオ(?)サイトを一応用意してみました。じんわり更新していくつもりです。

10月

マシンをmacbook airのM2チップのモデルに移行しました。これまではmacbook pro(2015 early)だったのですが、ストレージが256GBでそろそろギリギリになり、OSサポートももうそろそろ切れそう、という感じだったので、タイミングとしてはまあまあ。旧マシンの方はそのうちUbuntuとか入れたい。

時評と連作7首を寄稿。

そして全国高等学校文化連盟の北海道・東北文芸大会で講演をさせてもらいました。

11月

時評、AI関連の話題が多い。

12月

一年振り返りの号なので、時評も通常時の4倍くらいの分量で泣きました。毎号頑張ってる割に触れてもらえるかは微妙なのでちょっと腐ってます。まあ、作者が頑張ったかどうかなんて読者には関係ないのですが……。

この考えを否定し切れないな、というのがこの1年常に思考にあって、正直時評を書き終えたらしばらくは自分で勝手に書いて勝手に出すスタイルに活動の軸を移したいかなあ、ということを考えたりしていました。といいつつ面白そうなお話があればすぐ乗っかってしまうところがあり、なんともいえない。

あとがき

2022年中も多くの方々にお世話になりました。本当にありがとうございました。

なんか毎月こんな精神でやっていましたが、なんとかやってきてえらい!と自分で自分を鼓舞する1年でした。
来年向けの時評も既に数本書いて提出済みで、気持ちは既に2023年。
2023年もなんとかやっていくスタイルで頑張りたいと思います。
関係各位におかれましては、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

*1:何かのタイミングでまたこれは書きたいと思うけど、生産性のことを考えて時間を効率的に使うことばかりを考えて生活することの弊害が自分のなかで大きくなってきた、というのがあったのです……。