丘と水路と橋と火を

言葉と技術

できたことで2021年をふりかえる

まえがき

ashnoa.hatenablog.com

毎年恒例のふりかえり記事。

今年はスクラムアジャイルの考え方を参考にしつつ、

  • 1週間=1スプリントでのスプリント設定
  • Trelloでのカンバン形式でのタスク管理
  • ストーリーポイントでの作業量予測
  • スプリント毎のふりかえりとカイゼン
  • Googleスプレッドシートでのログ管理

などを行いながら日々のタスクに当たっていた1年でした。

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画像は各スプリントで対応できたポイント数(青)と、直前3スプリント分の移動平均(赤)をグラフ化したものですが、振り返ってみると(浅野換算ですが)概ね150ポイント前後の作業量を平均して出来ていた様子。
この作業量をベースに、来年も対応可能な作業量を予測しつつ日々の活動に当たりたいところです。

1月

2021年は斎藤茂吉についての研究書についてから読書を開始。

隔月で「塔」の誌面時評を担当いたしました。
「塔」をここまでじっくり考えながら書き進めるのも久々の感覚で、非常に良い体験でした。

詩客自由詩評・2020年度担当分最終回は石松佳さんの『針葉樹林』を取り上げました。本当におすすめです。

2月

本年はことある毎に創作と生活のバランスに悩んだ1年でした。

「短歌研究」に作品を寄稿。個人的な震災詠の総集編という形になりました。

無事に歳を取りました。もう何歳かよくわからないタイミングが増えています。

3月

「塔」の東北にゆかりのある面々で毎年制作している震災英についての冊子を、10年分まとめて1冊にして出版。
震災詠を考える上でも、非常に有意義な本になったのではないかと(関係者ながら)考えております。

4月

新年度で原稿対応の谷間の時期。
特に創作面で動きはなかったのですが、高校時代からずっと好きで聴いていたピアニスト・和泉宏隆さんの訃報を聞いて衝撃を受けていました。


www.youtube.com

5月

2020年末からずっと書いていた文章「短歌共鳴論」について、なんやかんやありブログで公開。

SEとして3年間で読んだブックリストも公開。もっとこの方面でもいろいろ勉強しないとなと思うばかり……。

OBSなども利用しつつ、創作風景の配信などもトライしてみていました。もう少し企画とか機材とか揃えてしっかりやってみたいかもしれない。

6月

子供がめっちゃ歩けるようになっていて驚く。

中古でThinkPadニンテンドー64を入手。
ニンテンドー64のゲームについては、しっかり遊び直して文章にしてみたりしたいなあと勝手に感じています。
ThinkPadはサブ機として購入しましたがとてもいい感じ。

後述の原稿依頼の対応のため、いろいろ過去作品を漁っていました。

7月

コロナ禍の落ち着いた時期を見計らって一時帰省。祖父が亡くなってから初めて仏壇に手を合わせることができました。もっと会いたかったなと寂しく思います。

この月は「短歌」への書評と、「現代短歌」へのアンソロジー企画への寄稿。
「現代短歌」では東北大学短歌会の後輩である越田勇俊・岩瀬花恵の2名と一緒だったのですが、二人とも影響を受けた短歌作品にわたしの作品を挙げてくれていて、非常に背筋の伸びる思いでした。

8月

家の書籍が増えすぎ、そろそろ本気でどうにかしないとという気持ちでドキュメントスキャナを導入。手が空いたタイミングで、少しでも空間を確保しようと雑誌類から電子化を進めています。

夏休みなどもあり、今年も子供とじっくり遊ぶことができた良い夏でした。

9月・10月

東北大学短歌会時代の友人たちとスプラトゥーンをするグループを結成しているのですが、その面々とネットプリントを公開。非常に良い紙面になりました。しかし編集など任せっきりで申し訳なかった……。

「塔」800号の記念号では月詠のほか、評論・時評など各所に出没。評論については本ブログでも公開しました。

また「塔」関連ではオンラインでの座談会にパネリストとして参加。部屋の間接照明だけつけて参加していたのですが、夕方になるにつれて部屋が暗くなっていく姿を後々先輩に突っ込まれました。

この頃からWorkFlowyを執筆に導入。このアプリのおかげで執筆速度やクオリティがかなり安定しました。

11月

仙台高校の1年生の方々を対象に、現代短歌とジェンダーについて考えるワークショップを実施。
講演の対応はありましたが、ワークショップとして終日短歌についてお話するというのは初で非常に新鮮でした。

12月

あまり新作の短歌作品を出してはいなかったので反省。2022年は量を作るのをしていかないとなという気持ちです。

あとがき

2021年も様々な場面で書き、経験させていただき、大変ありがとうございました!
すでに2022年に公開される予定の文章なども提出していたり、お話をいただいていたりしていて、本当にありがたい限りです。
生活の様々な事象と、自身の創作活動のバランスについて悩み悩みの毎日で、なかなか精神的に落ち着かないことも多かったのですが、最近ようやく少しずつ霧があけてきている感じがあります。
2022年も、よく書き、よく学び、つくりつづけられる1年にしたいなあと考えております。
どうぞ2022年もよろしくお願いいたします。